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実 施 日 時 |
平 成 2 2 年 0 7 月 1 1 日 ( 日 ) 1 4 時 0 0 分 〜 1 6 時 0 0 分
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実 施 場 所 |
株 式 会 社 ベ ン チ ャ ー ウ イ ス キ ー 秩 父 蒸 留 所
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実 施 組 織 |
7月11日(日)、委員会事業 「未来の秩父を担う地場産業の挑戦」が、秩父市みどりが丘に所在する株式会社 ベンチャーウイスキー 秩父蒸留所にて開催されました。担当は薗田委員長が率いる郷土を愛する心特別委員会です。
秩父市みどりが丘に設立されたベンチャーウイスキー 秩父蒸留所に訪れて工場を見学させていただきました。独創的な視点から秩父の新たな地場産業としてウイスキーづくりを始めた肥土 一郎社長に講師を務めていただき、伝統的な造り酒屋から独自の発想で現在のウイスキー蒸留所設立に至った経緯などをお話しいただきました。
日本で唯一のウイスキー専業メーカーであるベンチャーウイスキー社では、数々の賞を取った世界的に評価の高いウイスキーを製造しており、中でもシングルモルトの「イチローズモルト」はウイスキーファンの間でもこよなく愛飲される独特な味わいを持つ一品です。しかし、輝かしい成功に至るまでの道のりは決して楽ではなく、我々の想像を遙かに超える数々の苦難を肥土社長の弛まない努力とウイスキーに掛ける熱い情熱で乗り越えてきたことを肥土社長の熱意のこもったお話から知ることが出来ました。
工場見学では、ウイスキーの製造工程を普段見ることの出来ない現場の設備を見ながら分かりやすく説明していただき、薫り高いウイスキーができあがるまでを学ぶことが出来ました。見るも珍しいスコットランド製の銅製ポットスチルや貯蔵庫に寝かせられた圧巻の量のウイスキー樽など初めて目にする物も多く大変貴重な体験が出来ました。今後ベンチャーウイスキー社では秩父産の大麦を使ったウイスキー製造も視野に入れており、秩父の水源である荒川の水と共に秩父の風土に根ざしたウイスキー造りをしていきたいとのことで更なる発展がとても楽しみです。地場産業がどんどん縮小する傾向にある今の時代の中、今後の秩父の地場産業に新たな可能性が見えた気がします。長時間に渡り熱意に満ちたご教授をいただいた肥土社長には本当にありがとうございました。薗田委員長の愛する郷土”ちちぶ”に掛ける想いが伝わった素晴らしい例会でした。
撮影:広報委員会 委員長 野口 亮
副委員長 加藤 靖史
記事・コメント:広報委員会 委員長 野口 亮
委員 鷹啄 梢
委員 田嶋 由美