第9回少年少女国際使節団 海外ミッション 趣意書
社団法人 秩父青年会議所 2010年度 理事長 篠崎基弘
第9回少年少女国際使節団 団長 原島孝幸
魅力溢れる夢創造特別会議 議長 笠原義行
「いざ出発!我が人生の宝探しへ」
~まだ見ぬ自分に巡り合う為に~
~人の世に道はひとつということではない 道は百も千も万もある~ (坂本竜馬)
一言で「夢を持ちましょう」と言っても子どもたちの今までの経験や知識だけで考えるのでは視野が狭すぎると思います。様々な経験をし、そこで感じた気持ち(想い)をふまえ、人生の舵を切っていくことが必要です。いつの時代も子どもたちの明るい豊かな社会への架け橋は、常に架け続けなくてはならないのです。なぜならそこに次代を担う子どもたちがいるからです。すべての子どもたちが大きな志を抱き、夢や希望を持てるように素晴らしい“機会”を与えていく事が、我々に課せられた永遠の使命だと感じます。
社団法人秩父青年会議所では過去8回の少年少女国際使節団で、大勢の子どもたちに海外での共同生活や、異文化交流を体験する機会を提供してまいりました。一週間という短い時間ですが、参加して頂いた子どもたちの成長、そして無限大の可能性を目の当たりにし驚かされ、感動いたしました。
子どもたちにとって生まれ育った日本を離れ、海外に足を運ぶ事は、大きな期待を持つ反面、多くの不安も付いてくると思います。その両面をしっかりと心で感じ、子どもたちは成長していくのです。言葉の壁や、文化の違いなどに悩まされ、戸惑いながらも自ら考え行動しなければならない自立の姿。日本では当たり前のように買っていた一本のジュースでさえ、自分で買えた時の嬉しさや自信、伝わらない英語を必死で外国人に伝えようとがんばり、笑顔で答えてくれた時、国境を越え、この小さな地球(ほし)に生きている人間が持っている心の温かさを子どもたちは一生忘れないと思います。近年のIT社会のめまぐるしい発展により、人と人とのコミュニケーションが薄れてきていると言われています。今こそ、実際に目で見て触れる感動こそが人を豊かに成長させる大事な事ではないでしょうか。
本年度の第9回少年少女国際使節団では、アーノルド・シュワルツェネッカー知事でも有名な、アメリカ合衆国カリフォルニア州の都市「ロサンゼルス」を訪問先とし、子どもたち一人ひとりに人生の“宝”探しの冒険に出てい頂きたいと考えます。「宝」=「?」この方程式を、子どもたち一人ひとりに、心の中に秘めた無限大の可能性を奮い立たせ解いて頂きたいのです。ホームステイを中心とし、JCI(国際青年会議所)の繋がりを生かした各種公的機関の訪問や、心から感動して頂けるような、JC(青年会議所)ならではの、様々な体験を企画し、そこで得た経験を今後の人生の道しるべとして頂きたいと考えます。第9回少年少女国際使節団の趣旨をご理解頂き、皆様の暖かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げ、本事業の趣意とさせていただきます。