2012 社団法人 秩父青年会議所 | 事業報告 | 第3回例会 「伝統文化を生かしたまちづくり」

3月24日（土）GENKI街ファスタ終了後、秩父神社 参集殿にて第3回例会「伝統文化を生かしたまちづくり」が開催されました。

本例会では、長野県小布施町にて地域興しの実践者として活躍されているセーラ・マリ・カミングス氏を講師としてお招きし地域再生のヒントを掴む講演会を開催いたしました。
カミングス氏は株式会社小布施堂に入社し桝一市村酒造場の再構築に取り組まれ、類い希なる忍耐力と新しい風を呼ぶ発想力で職人の信頼を勝ち得て1998年には取締役に就任されました。また、欧米人では初の利酒師に認定されたり、女性としては初めての日本酒造組合中央会代表幹事に就任するなど数々の偉業を成し遂げられています。

小布施町ととても良く似た環境にある秩父地域は、歴史や伝統文化が息づき、山に囲まれ豊かな自然を持っています。しかし、残念なことに豊富な自然や数多くの伝統文化を生かしきれていない側面もあります。また、都心から離れた中山間地域でもあるため、産業の衰退や人口減など様々な問題を抱えています。

本講演で拝聴したカミングス氏が行ってきた地域興しの数々の事例は、ちちぶ地域の新しいグランドデザインを考える上で非常に参考になりました。地域の魅力を高め、住みたい町、素敵な町を作るにはどうするべきか。そして自らが地域活性化の実践者となれるようなヒントを得ることが出来た例会となりました。
たくさんの方々のご来場ありがとうございました。