4月15日(日)秩父札所三十二番 法性寺にて第5回例会「札所から学ぶ秩父」が開催されました。
秩父札所は、西国・坂東と合わせて百観音霊場と呼ばれ、文暦元年(1234)に開かれたといわれています。
最も古い文献は、法性寺蔵の長享2年(1488)の番付で、当時秩父札所は33ケ寺で、その後1ケ寺追加され、また順番も入れ替わっています。平成26年には総開帳を迎え、例年以上に多くの人達が秩父を訪れることが予想されます。
本例会は、このような札所を通して秩父の歴史などを学びつつ、青年経済人として秩父札所が秩父経済(特に観光業)に与える影響や、経済活性化のためのまちづくりのあり方を考えるという目的のもと開催されました。
当日は、札所三十三番 延命山菊水寺の副住職 齋藤一生氏を講師として招き、民俗学的な視点から秩父札所の歴史的意義や秩父の歴史、地理、習俗などの講義をして頂きました。また、僧堂体験として法性寺本堂内にて座禅を体験し、巡礼体験として山門から奥の院までの山道を皆で歩きました。
知っているようで、知らない秩父の歴史に刮目し、行ったことがあるようで、行ったことがない秩父札所を味わうことで、来訪者へのおもてなしの心に通じる秩父の魅力を再発見し、郷土を想う気持ちをより一層深めることができました。
実 施 日 時 |
平 成 2 4 年 0 4 月 1 5 日 ( 日 ) 0 9 時 0 0 分 〜 1 1 時 0 0 分
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実 施 場 所 |
秩 父 札 所 三 十 二 番 法 性 寺
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実 施 組 織 |
地 域 の 笑 顔 推 進 委 員 会
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講師 |
齋 藤 一 生 氏 ( 札 所 三 十 三 番 副 住 職 )
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次はいよいよ巡礼体験。遙か頂きに望む奥の院を目指します。 | 奥の院へと続く道はご覧のように険しい山道。 |
切り立った岩の上に祀られている大日如来を拝む為に命懸けのロッククライミングを決行するメンバーもいました。かなりおっかない光景です! |
念願叶って拝めた大日如来様。訪れた人たちから祈りを込めて供えられたたくさんの数珠などを手にしていました。 | 帰りの行程にもこんな危険度の高い道がありました。もちろん迂回路もありますが勇気を出して一枚岩を歩く山根副理事長たち◎ | 2014年の総開帳にてご開帳される御本尊である観音堂。聖観世音菩薩像が祀られています。 |
御本尊前でちょっと一休み♪ | 御本尊の裏には幾多の穴がある砂岩があります。太古の時代、秩父まで広がっていた海に浸食された痕だと言われています。 | 道無き道を経てようやく本堂前に帰ってきました。 |
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Last Upldated
2012-12-07