○なかま委員会
委員長 宮本 英明
我々(公社)秩父青年会議所は、創立54年を迎え明るい豊かな社会の実現を目指し、まちづくり運動を行ってまいりました。しかしながら青年会議所の魅力でもある40歳を期限に卒業し、組織の若さを保つ特性により、近年会員が減少傾向にあります。今後更に会員の維持・確保が永続的に必要であり、地域に誇れる団体として次世代へ繋げて行くためには会員が団結し、会員拡大活動に全力で取り組んで行かなければなりません。
近年急速な会員の入れ替わりにより入会3年未満が大半を占める中、顔と名前が一致しないなど、会員間の交流の機会が追い付いていないのが現状にあります。そこで、会員の交流会や新入会員向けのオリエンテーションの充実を図ります。また新規入会者やオブザーバーとの交流がない場面も多く見受けられ、なかま委員会ではコミュニケーションを重視した全会員参加型名刺交換会を随時行います。さらに入会間もない会員向けに「青年会議所とはどんな組織なのか」ということを知っていただき、志を高く持てるよう理解を深めるための新入会員向け研修会を実施します。
JC運動が出来るのは家族の支えや理解あってのことだと思います。少しでも家族の方に、この運動の意義や可能性を理解してもらいながら普段活動している「なかま」の家族同士で交流を深めてもらい、日頃の家族への感謝を伝えられる家族親睦会を開催いたします。
また、卒業式では卒業生の今までの活躍を紹介し、感謝と敬意を表し(公社)秩父青年会議所に入会して良かったと感じてもらう設営を行います。
三分間スピーチはJCバイブルによると、LD手法(リーダーシップ・ディベロップメントの略)の一つで指導力開発に用いられてきました。その昔、公衆電話が3分10円の限られた時間の中で、相手にどれだけ自分の思いを伝えられるかを大切にしていたことから、なかま委員会では三分間スピーチは、表現力や構成力を養える場として捉え、年間を通し開催してまいります。
現在、私たちがJC運動を行うことができるのは、先輩諸兄姉が強い理念をもって、明るい豊かな社会の実現に向けて会員を増やし、次世代へ継承し続けてこられたからです。このJC運動は、自己成長に繋がる新たな価値観や気付きを得ると共に、会員相互の切磋琢磨から得られる友情をまちづくりやひとづくりに転化し、ちちぶ地域の発展に繋がると信じて邁進してきました。そして今年度、共感する同志を増やしていく上で、なかま委員会が中心的存在となり全会員が会員の拡大に対する意識を高め、行動に移すことが習慣となれば、次世代を担う「なかま」が自然と増え続け、我々の目指す明るい豊かな社会の実現に近づくと信じて一年間取り組んでまいります。