なかま委員会 委員長 坂本 和久
委員長方針
「愛の反対は、憎しみではなく無関心」という言葉があります。近年発生している高齢者の行方不明や児童虐待などは、この言葉に象徴された社会問題のひとつだと実感します。近所や地域、肉親や家族にまでも無関心で、関わらない事が「自らは責任を負わない手段」になっているように思われます。私たちJCメンバーは、この言葉の裏を返して考えてはどうでしょうか。様々な課題に興味を持ち、関わり、参加する。そこで問題を知り行動し、困難を乗り越え目標に達した時にこそ、絆や共感、郷土に対する愛着や自らの誇りが生まれ成長できると考えます。
青年会議所では、“なかま”という言葉がよく使われます。「(社)秩父青年会議所に入会したのだから、今からあなたは“なかま”です。共に信頼し合い、成長していきましょう。」と言われただけでは、それに共感し熱意を持って活動に励もうなどと思う人は少ないと思います。
“なかま”に必要な信頼関係は、お互いが相手を知り認めあって自然に生まれるものであり、属する団体や肩書きによって判断できることではないのです。
幸い、青年会議所には年間を通じて様々な活動があり、多くの人とコミュニケーションを行う機会が用意されています。その活動を好機と捉え、積極的に事業に参加する事が信頼できる“なかま”を見つける第一歩と考えます。すべての人が最初からコミュニケーションが得意な訳ではありません。しかし、得意でないことも個性であり、その人の魅力となります。「あなたに巡り会えて良かった!」と心から思える人が一人でも見つかれば、必ず一生の大切な財産になると信じています。
実際、自分自身が、(社)秩父青年会議所に入会して一番良かったと思っていることは“なかま”に巡り会えたことです。同世代の若者が地域で本気になって、人づくり、まちづくりに前向きに取り組む姿勢を心強く感じました。そして、自分もその一端を荷えればと思いました。
当委員会では、仲間との絆を深めるための積極的な交流事業を行って参ります。オブザーバーを集い、活動を見て楽しみが伝わり“なかま”に成りたいと自らが望むような会員拡大を目指します。また、私たちがJC運動を行えるのは、家族を初め多くの人々に支えられている事を決して忘れてはなりません。日頃からの感謝の気持ちが伝えられるような、家族、メンバーの親睦会を企画します。3分間スピーチは、一度にたくさんの人に個性を理解してもられる貴重な機会と捉え年間を通して開催します。志を同じくする他地域の団体と積極的に連携し、取り組みを学ばせて頂きます。
一年間、皆様の力をお借りして最大限の努力をして参ります。ご支援、協力を心よりお願い申し上げ委員長方針とさせて頂きます。
事業計画
1. 会員の拡大
2. 家族、メンバーの親睦会の開催
3. (公社)日本青年会議所諸事業への参加、設営
4. 3分間スピーチの開催
5. エリアレッドとの交流と連携
6. 産学官連携事業への連携・協力
7. 例会運営