人間力向上塾特別委員会
特別委員長 出浦 洋介
委員長方針
激動の歴史ある街、秩父。実は意外にも貨幣経済が他の町よりも盛んに行われていた時代(とき)がありました。幕末から明治にかけての秩父織物の繁盛期です。その後、松方デフレを機に大暴落を経験、瞬く間に農民の借金は増え、いよいよそれが弾けた運動がそう「秩父事件」です。
そんな地域に再び好景気が訪れます。秩父の名山、武甲山にあやかりセメントという製品からまた貨幣の踊る時代が秩父の街を潤したのです。
しかし、それも混迷の時となりました、時代は繰り返します。秩父事件で加勢したのは我々と同じ年頃の青年、彼達は安易な発想で決起したのではない。世直しをする為に首都へ向かう先駆けの行動であったのではないでしょうか。
我々も先人達に見習う術を持たなくてはなりません。時代は変わり、当時としても驚く程の確立した組織体を構成したなら、今は環境の変化に対応できる「高度な術」を自ら持つこと。昔と変わらないのは、創造する能力、行動力そして強い心を持った人間力を養うことなのではないでしょうか。
我々は、ここにひとつの学び舎「人間力向上塾」を開塾します。
金融危機で世界中が路頭に迷い混迷をする。それは秩父経済も例外ではありません。その中で我々は、グローバルな流れを示唆し、この先を読み創造できる力を持つ事が必要になります。その為に、教養を養い己を強く持てる塾を企画、運営して参ります。そこでは高度なビジョン構築が描け、何事にも耐えられる手段を学ぶこととなります。自らの展望を持ち、さらに企業の方向性を見出す。それが地域への発展、さらには社会への貢献に繋がるのではないでしょうか。
ちちぶ地域を代表する若者は、今立ち上がる時代(とき)なのです。そこで勉学に励み成長していきます。そして四十の歳の節目にある卒業生には、是非とも地域で活躍する青年経済人の先駆者として祝福したいと考えております。
私は想います。時代は繰り返し、次世代のちちぶ地域の未来は我々の強い心を持つ力が必要なのです。
事業計画
1. 人間力向上塾の企画、運営
2. メンバーの資質向上を目指したセミナーの開催
3. 公式訪問例会の開催
4. 卒業式の設営
5. 社団法人東京青年会議所豊島区委員会との連携
6. 例会運営